まずは道具をそろえよう!オートバイのチェーン掃除を始めるための準備リスト

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チーフライター
Kakeru Moriyama

二輪車安全運転指導員として14年ほどの実績。主に安全運転講習会で多くの受講生の方にアドバイスをさせていただいた経験を元に記事を発信しています。

公開日:
チェーン掃除に使う道具をそろえたライダー

チェーン掃除を始めたいが、何を用意すればいいかわからない。クリーナーとルブなどの必須アイテムから、あれば便利なメンテナンススタンドまで、初めての準備リストを説明しよう。


ある日、ふと愛車を眺めていて、チェーンが汚れているのに気づいたとしよう。この前洗車したばかりで、タンクやフェンダーはピカピカ。きれいなだけに、薄汚れたチェーンがやけに目立つ。そういえばネットで「チェーンを掃除すると、オートバイが劇的に速くなるかも?」なんて書いてあったな。よし、たまには掃除してみるか!……でも、何を用意すればいいんだ?

チェーンの掃除には、いくつか道具がいる。初めてだと、何から揃えればいいか少し戸惑うかもしれない。順番に整理してみよう。

まず欠かせないのが、ケミカル類だ。

チェーンクリーナー は、汚れを落とすための洗浄剤。軽い汚れならともかく、砂や古いチェーンルブ(オイル)が混ざった黒い汚れは、拭いたくらいでは落ちない。クリーナーで一度浮かせてから落とすのが手っ取り早い。

チェーンルブ は、潤滑と保護のためのオイルスプレーだ。チェーンのオイルが乾くと、シールなどの摩耗が進みやすい。それに掃除をすると、汚れと一緒に古いオイルも落ちてしまう。だから掃除と注油はセットで考えておきたい。

次は、作業をスムーズにしてくれる道具類。

チェーン掃除用のブラシ は、コマの隙間にたまった汚れをかき出すのに使う。クリーナーで浮かせた汚れを、これでこすり落とすイメージだ。チェーンクリーナーに付属している場合もある。

ウェス は拭き取り用の布。汚れを拭く、余分なクリーナーやルブをぬぐう、と何かと出番が多い。専用品も売っているが、着古したTシャツを適当な大きさに切ったものでも十分だ。

作業用の手袋 もあると安心。夢中になっていると、尖った部品にうっかり手をぶつけて怪我をすることもある。使い捨ての軍手で構わないので、用意しておこう。

新聞紙 は、床や地面を汚さないための養生に使う。クリーナーやルブは思いのほか飛び散り、チェーンの下は想像以上に汚れる。タイヤを覆っておけば、オイルが付く心配もない。先に敷いておけば、汚れを気にせず作業に集中できる。

最後に、必須ではないがあると便利なのが メンテナンススタンド だ。センタースタンドのない車両で後輪を浮かせるのに使う。タイヤを回しながら作業できるので、ぐっと早く片付く。手が届きやすくなる分、塗り残しやムラも減らせるはずだ。使うときは、エンジンを切る、スタンドをかけたまま乗車しない、といった安全への配慮も忘れずに。

道具が揃ったら、あとは天気のいい日を選んで、広めの場所で取りかかろう。初めてでも、1時間もあれば終わるはず。気軽にやってみよう。

掃除したからといって、走りが劇的に変わるかはあやしい。それでも、気分はいい。チェーンがきれいになると、愛車全体の見栄えもぐっと上がる。ついでに、チェーン周りに異常がないかも確認できる。

気分のいいところで、さっそく走り出してみよう。

各道具について、以下のモトカケレッスンで詳しく説明する。ぜひご覧いただきたい。

モトカケレッスン

公道を走行する際は法令などを遵守の上、以下の点を守り安全運転につとめてください。 

  • 走行前に車両の点検を実施し、異常がある場合は無理に走行することは控えてください。
  •  ヘルメット・プロテクターなどの安全装備や、防護効果の高いライディングウェアなど適切な装備を着用してください。
  •  発進前には必ず後方の安全確認を行ってください。また周囲に他の車両が走行している状況では、急な進路変更や加減速などリスクのある走行は控えてください。

チェーン掃除に必要な道具を、ひとつずつ見ていこう。

チェーン掃除の道具一式

  1. チェーンクリーナー
    チェーン専用の洗浄剤スプレー。がんこな汚れも手軽に落とせる。用品ショップに行けば、いろいろなブランドの製品が並んでいる。説明をよく読み、予算と相談して選ぼう。チェーンルブやブラシがセットになった商品もあり、初めてなら手軽な選択肢になるだろう。

  2. チェーンルブ
    チェーンを潤滑するオイルスプレー。こちらも製品ごとに特徴があり、値段も千円以下から4,000円近くまでと幅広い。選ぶときは、必ずオートバイ専用のものを。ホームセンターではオートバイ用以外も売られているが、粘度が足りずに飛び散ったり、シールを劣化させたりすることがあるので避けたい。それと、最近のチェーンはシールチェーンが多い。シール対応のルブかどうかも確認しておこう。

  3. チェーン掃除用のブラシ
    チェーンをこすって汚れを浮かせるのに使う。クリーナーに付属のブラシでも構わないが、小ぶりで少し作業しづらいかもしれない。チェーン掃除専用の、コの字型をしたブラシもある。別に用意できれば、作業がぐっと楽になる。ただし、真鍮など金属製のブラシはシールやチェーンを傷つけることがあるので避けよう。

    チェーン掃除用ブラシ
    チェーン掃除用のブラシ

  4. ウェス
    余分なクリーナーやルブ、浮いた汚れを拭き取る布。古着を適当な大きさに切ったものでも構わない。何かと使うので、多めに用意しておこう。ただし、タオルのような毛羽立った生地は尖った部分に引っかかりやすい。避けた方がいい。

  5. 作業用の手袋
    手の汚れを防ぎ、安全に作業するための手袋。使い捨ての軍手で十分だ。ただし、タイヤを回しながら掃除するとき、手袋の指先がチェーンに巻き込まれると大けがにつながる。ここは十分に気をつけてほしい。

  6. 新聞紙
    クリーナーやルブの飛び散りを防ぐため、地面に敷いたりタイヤを覆ったりする。屋外だと、風でバタついて手間取ることがある。適当な重しで押さえておこう。

  7. メンテナンススタンド
    センタースタンド付きの車両なら不要。とはいえ、最近は付いていない車種も多い。メンテナンススタンドでリアタイヤを持ち上げれば、作業効率はぐっと上がる。買うときは、愛車に適合するかをしっかり確認しよう。サイズが合わなかったり、別売の部品が必要だったりすることもあるからだ。ただ、チェーン掃除くらいしか使い道がないと、少し持て余すかもしれない。安いものではないし、保管場所もとる。そんなときは、タイヤの下に置いてローラーで回せる、ローラースタンドという手もある。タイヤを浮かせられないので用途は限られるが、掃除には十分だ。気になる人はショップやネットで調べてみてほしい。


チェーンのメンテナンスは、オートバイにとって大切な作業だ。できればこまめにやりたい。そのための道具は、揃えておいて損はない。予算と相談しながら、少しずつ検討してみよう。

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メンテナンスのよくある質問

チェーン掃除には、最低限どんな道具が必要ですか?

欠かせないのはチェーンクリーナーとチェーンルブだ。クリーナーで黒い汚れを浮かせて落とし、掃除で落ちた古いオイルの代わりにルブで注油する。掃除と注油はセットで考えたい。

チェーン掃除であると便利な道具はありますか?

メンテナンススタンドがあると便利だ。センタースタンドのない車両で後輪を浮かせ、タイヤを回しながら作業でき、塗り残しやムラも減らせる。ブラシ・ウェス・手袋・新聞紙もそろえたい。

チェーンメンテナンスのポイントは何ですか?

清掃・注油・張りの調整の3つだ。真っ黒になるまで放置すると劣化が進み錆も気づきにくい。シールチェーンも外側からの注油が必要で、伸びてきたら適正なたるみに張り直す。

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不要とは言えない。オートバイは精密な機械で重要部品が外気に露出し、摩耗や劣化のリスクが高い。劣化は少しずつ進むため気づきにくく、日常の点検で不調の芽を摘むことが大切だ。

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走り出しの違和感は、オートバイの不調が原因ですか?

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