モトカケレッスン
公道を走行する際は法令などを遵守の上、以下の点を守り安全運転につとめてください。
- 走行前に車両の点検を実施し、異常がある場合は無理に走行することは控えてください。
- ヘルメット・プロテクターなどの安全装備や、防護効果の高いライディングウェアなど適切な装備を着用してください。
- 発進前には必ず後方の安全確認を行ってください。また周囲に他の車両が走行している状況では、急な進路変更や加減速などリスクのある走行は控えてください。
長距離ツーリングの疲れを大きく軽減できるニーグリップのしかたを、具体的に説明しよう。
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ニーグリップでオートバイに「しっかりとつかまる」その状態を確認しよう。
膝は力を入れてタンクを両側から挟む。つま先は少し内側に向けることで膝が自然に閉じ、ニーグリップを強化する。かかとでオートバイにグリップする「ヒールグリップ」も行おう。
足全体を使ってオートバイにしっかりとつかまるイメージである。

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次に、シートの前端と股の間にすこしスペースができるくらいの位置に座り、おへそを後ろに引く感じでお尻をシートに押しつけよう。
これで上半身が起き上がり、骨盤が上半身を支えているのが実感できると思う。ライダーの体重のほとんどを、下半身(足とお尻)で支えている状態となり、腰への負担を減らすことができる。
お尻をシートに押しつければ、上体がすこし置き上がって、体重を骨盤で支えられるようになる -
上半身はリラックス、手でハンドルをつかむのではなく、ハンドルに手を添えるような意識を持とう。
手はアクセルやブレーキ、クラッチの操作をするだけで、体を支えるためには使わない。だから疲労も大きく軽減される。 -
最後に、ツーリングから帰ってきたら、身体のどこの部分が疲れたかチェックしてみよう。
手や腰が痛いというのなら、まだニーグリップが足りない証拠。次回のツーリングではよりしっかりとしたニーグリップを意識したい。
足は痛いけど手はなんともない、というのが理想の状態である。 あとは風呂にでも入って、疲れた足をゆっくりとマッサージしよう。

ニーグリップでオートバイにしっかりとつかまる正しい乗車姿勢は、疲労の軽減だけでなく素早く正確なオートバイのコントロールにも必須である。車種によってはニーグリップのしかたが違う場合もあるが(たとえばスクーターでは、床をしっかりと踏むことで安定させる)下半身でつかまるという考え方は同じ。これを身につけることができれば、ライダーは十分な余裕を持って走ることができる。そしてその余裕がスムーズで安全なライディングにつながる。
ぜひ習得していただきたい。
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ライディングフォームのよくある質問
- ツーリングで腰や手が疲れるのは、長距離や年齢のせいですか?
必ずしもそうとは限らない。腰や手の疲れの多くは、ニーグリップが弱く、下半身で車体を支えられていないことが原因だ。下半身でしっかりつかまれば、同じ距離でも疲れ方は大きく変わる。
- ニーグリップができていると、なぜ疲れにくくなるのですか?
下半身で車体を支えられるため、手でハンドルにしがみつく必要がなくなり、上半身をリラックスさせられるからだ。お尻をシートに押しつけて骨盤で上半身を支える自然な姿勢になり、腰への負担も減る。
- ニーグリップを意識すると太ももやふくらはぎが疲れます。これは間違ったやり方ですか?
間違いではない。下半身で車体を支えるぶん、足はそれなりに疲れる。これは健全な疲れであり、手や腰が痛くて走れなくなるより望ましい状態だ。「足は疲れたが手はなんともない」が理想である。
ツーリングで疲れるのは仕方ない? オートバイの疲れを軽減するニーグリップの方法
二輪車安全運転指導員として14年ほどの実績。主に安全運転講習会で多くの受講生の方にアドバイスをさせていただいた経験を元に記事を発信しています。
ツーリングのたびに腰や手が疲れるのは、長距離や年齢のせいではなく、ニーグリップの弱さが原因かもしれない。下半身でしっかり車体につかまり、疲労を軽減する乗り方を説明しよう。
オートバイは、正直、疲れる乗り物である。ツーリングに出かけ、気持ちよく走ったはずなのに、帰宅する頃には腰が重く、手はしびれ、翌日は筋肉痛で階段を降りるのもつらい ── ほとんどのライダーがそのような経験をしているはずだ。
オートバイはライダーが身体全体を使って操る乗り物であり、ある意味スポーツである。 だから、乗った後に疲れるのはしかたない。しかし本当に、ツーリングのたびにヘトヘトになるほど、疲れなければならないのだろうか。
疲れの正体を少し具体的に見てみよう。まず多いのが腰の疲れ。 同じ姿勢を長時間続けるため、「真っ先に腰がつらくなる」というライダーは少なくない。
次に手や腕。 渋滞や市街地走行が続き、握力が落ちて、帰る頃にはブレーキレバーを握るのがつらくなった ── こうした話もよく耳にする。
だが、これらの疲れを「長距離を走ったから」「年齢のせいだから」で片づけてしまうのは、少しもったいない。実はその多くが、ちょっとしたポイントを意識するだけで大きく軽減できるのだ。
そのポイントとは、ずばり、「ニーグリップ」 である。
ニーグリップが弱いということは、オートバイにしっかりとつかまることができていないということだ。 シートの上に乗っているだけの不安定な状態なので、加減速を繰り返すたびに着座位置が前の方にずれていき、気がつくとタンクとシートの境目に座っていた、というのはよくあることだ。こうなると、ライダーとハンドルの距離が近すぎるため、上半身がのけぞるような「海老反り」状態になってしまう。かなり無理のある姿勢なので、腰への負担もより大きくなるだろう。
またニーグリップが弱い状態では、手の力でハンドルにしがみつくことになる。 フォームが安定しないために緊張し、コーナリングのたびに手に力を入れてハンドルを押さえつけてしまうことにもなるだろう。その結果、腕に大きな負担がかかってしまうのだ。
しかしニーグリップがしっかりできていれば、体を支えるために手でハンドルにしがみつく必要はない。 オートバイが多少揺さぶられても、下半身で受け止め、上半身はリラックスしたままでいられる。
さらに下半身が安定するため、お尻をシートに押しつけて骨盤で上半身を支えるという、自然な姿勢が生まれる。 その結果、腰に余計な力がかからず、長時間走っても疲れにくくなるのである。
もちろん、ニーグリップで身体を支えると、下半身の負担は大きくなる。腰や腕の疲れが減る分、太ももやふくらはぎはそれなりに疲れるだろう。
これはいわば、健全な疲れである。手や腰が痛くなって、これ以上走れない、という状態になるより、ずっとマシというものだ。
無事に帰着することさえできれば、筋肉痛の痛みも、心地よいツーリング体験の一部となる。そんな余裕のあるツーリングをするために、しっかりしたニーグリップをぜひ実践してみよう。
具体的な方法は、以下のモトカケレッスンで説明する。ぜひご覧いただきたい。